「森を元気にする事業」とは

埼玉県の県北に位置する秩父地域では、荒川源流域を中心に、
豊かな森林が広がっています。

これらの森林は、土地の保全、水源のかん養、地すべりや
急傾斜地の崩落防止、空気の浄化や二酸化炭素の吸収・貯蔵、
酸素の供給、生物多様性の保全等、多面的で公益機能を有し、
私たち都市に生活するものにもさまざまな恵を与えてくれます。

しかし、長年にわたる開発と高齢化や後継者不足などの社会問題
により、森林荒廃や耕作放置などが増大し、森や農地などにおける
自然の機能が低下しています。

また荒川の水は秩父の森を源流として埼玉県、東京都を貫流し、
最後には東京湾へ流れ込んでいます。流域の多くの住民のくらしを
潤す荒川の清流を継承することが、次世代へ良好な環境を引き継ぐ
ことであり、その結果流域の誰もが健康で安心した暮らしをおくる
ことができます。

そのような、多機能な役割を持つ森林の保全をすすめるため、
私たちは都市部に在住する多くの方の賛同を得て、森林機能の回復
のために「森の元気基金(仮称)」を立ち上げ、それを元に森と人が
有機的につながっていけるような「森を元気にする事業」の費用に
活用しようと考えています。

そして都市部の人々の参加支援によって、森林地域の活性化
をはかり、都市と森の交流を進めていきたいと考えています。

Photo