集成材の柱について
うちのNaviaですが、土台・管材・納まり柱が桧の集成材になっております。
桧の集成材のことを住友林業さんでは、「スーパー檜」と呼んでいます(笑)
これまたスーパーなお名前で・・・。 松下には「NAIS(ナイス)」という
ブランドネームがあります。National isとNiceを組み合わせていました。
お客様に「自分らでナイス言うだからすごいよな(苦笑)」と言われていた
のですが、住友林業さんのネーミングもいつもすごいよなと思っております。
詳しくは下記のHPをご覧ください。
http://sfc.co.jp/tech/super/index.html
しかし、HPをまわっていると、「住友林業は所詮集成材を多様した家」と
あまり良く言われていないことがあったので、第三者のサイトよりプロの方
の意見を自分なりに集めてみました。
だって住友林業さんの営業さんに聞いても、住友林業さんのHPでも
良いことしか教えてくれないので、私は悪いことを含め知りたくなりました(笑)
注)部分的に転載しているため、元ログのライターさんで不都合があれば
お手数ですがBBSに書込みお願い致します。
★☆★☆★☆★集成材と無垢に関する考え方☆★☆★☆★☆★
*昔は集成材に対する信頼性がなかったが、現在は集成材の方が狂わなくて
強度もきっちりしていると信頼されています。無垢は背割れの心配ある。
*無垢のほうが木が生きているため調湿作用がある。
*「柱は桧の無垢」という考えは、一般人の「趣向」によるものが多い。
*シックハウス等の事を考慮するなら自然の木がよい。
しかし柱のねじれ、割れ。乾燥による収縮が仕上がりに影響を与える場合
があります。クレームをつけるようなら無垢はやめたほうがよい。
それを無垢の良さと思えるかどうか。
*桧の集成材を作れば、腐りにくく強度もあって一番よいが、価格的に
輸入集成材に対抗できないため流通していない。
*桧の無垢材を使いこなせる腕のよい大工に建ててもらうのが1番。
腕がそこまでない大工に建ててもらうのなら集成材が無難。
*構造用集成材の接着部は全くといって良いほど剥がれることはありません。
しかし屋外で使用する場合や屋内でもエアコンの冷風を受けている場合、
湿度が急激に変化して木材の含水率が大きく変動すると、木材の収縮に
対して接着層が追随できないために接着層付近の表面に「擬似剥離」と
言われる現象が、発生する事があります。
ただしこれは、接着剤がはがれたものではありません。
(by 日本集成材工業共同組合)
*造作材で和室に使うには、節もなくどの面も柾目は、長い間見つづけると
かえって不自然さが目立ちます。
*一般の方には、なかなか理解できないのですが、完璧な木材があれば、
それは集成材より強度がありますが、実際は木というのは表に見えなくても、
中には節などの欠点があり、力が加わるとその欠点に歪みが集中して折れて
しまいます。それに対して集成材は節が沢山あっても欠点を分散している為、
結果的に強度があるのです。
*集成材の欠点は10年ぐらい経過した時にムク材であれば、木の油成分が
少しずつ出て木らしい風合いが出るのですが、集成材にはそれがありません。
この点のみが集成材の欠点です。反対にムク材は自然らしい風合いが出て
メンタルな面において人を和ませてくれます。
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など色々読んでみて、やはりクロスが破れたり、壁に歪が出た状態を
「無垢の味」と思えるほど自然派でない私は、集成材ということに納得しました。
大壁和室しかなく、構造材を唯一見られるのはリビングの勾配天井梁あらわし
くらいなので、柱の味や風合いを確認できる機会が少ないように思いました。
でもフロアーや家具はやはり無垢の心地良さは憧れです。
これは好みがあると思うので、あくまでもご参考までに。
最後になりましたが、住友林業さんの集成材に関する考え方が
「自画自賛」という機関誌の裏面に載っていたので、ご紹介します。
(クリックするとアップします)
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コメント
お!きましたね。集成材談話。
私は集成材そのものは評価しておりますが。
やはり、材料がホワイトウッドというのが引っかかります^^;
いいなぁ、すーぱー檜^^
投稿: latenon | 2005年12月 5日 (月) 11:46
バタ子さん、こんにちは!
嬉しいですね、これだけ資料を集めていただければ、納得です。私もいいことばかり言われても納得できない方なので、悪いところもちゃんと説明してくれるといいなと思います。
無垢の木はやっぱり私も、使いませんでした。というか使えなかった(予算がねえ・・ハハハ)
ただ、場所柄湿気が多いので、床だけは無垢にした方が良かったと、今頃反省しております。
投稿: ピーコ | 2005年12月 5日 (月) 11:55
★latenonさん★
latenonさん、こんばんは!
はい^ ^ 諸説ある集成材談話載せてみました(笑)
建築日記を読んでいると「住友林業さんは集成材だからやめた!」
という方もいらしたので、それなりに調べてとりあげてみました。
ホワイトウッドは、音響的性能に優れていて、クレモナの古ヴァイオリン
の名器にも使われているそうです。ホームシアターにしたら向いているかも^ ^
水先案内人さんの掲示板で「腐りにくく、湿気に強い」と紹介されていたので、
安心だと思いますよ♪
★ピーコさん★
ピーコさん、こんばんは!
そうなのですよね。いいことばかり聞いていると悪いことを聞いてしまった
ときの衝撃が大きいので、欠点を説明した上で、その欠点を補うような
長所を説明していただけることが何より安心できますよね♪
私も柱は集成材でよかったのですが、床は無垢も入れたかったです。
予算と床暖房には使えないとのことだったので、断念しました。
でも裸足で歩くとホント気持ち良いですし、寒冷地にお住まいの方には
調湿作用もあってお家にも優しそうですよね^ ^
投稿: バタ子 | 2005年12月 5日 (月) 21:06
こんにちは。
集成材にしても無垢材にしても良いところ悪いところいろいろ有るようですね。住宅展示場を見始めた頃、無垢材で建てている某HMのTIホームの営業マンが「集成材はまだ強度や、耐久性がハッキリしていない無垢材は、日本にずっと使われてきた物だから良い、、云々。住友林業さんは日本で木を一番植えていますという割には、集成材を使うんですよねぇ。」などと言っていたのを思い出しました。たいして気にも留めていませんでしたが、それぞれ言い分があるもんだと思っていました。
投稿: たかっ | 2005年12月 6日 (火) 09:26
★たかっさん★
たかっさん、こんばんは。
確かに住友林業さんで植えている木を住友林業の家に全部
使っているかといえば他に売っている量も相当あると思います(笑)
でも、以前お仕事でご一緒していた製材屋さんは「集成材は日本の技術だ」
と評価高かったのです。無垢にも材料・等級がありますから、
集成材のほうが価格的にも高い場合がありますし、素人にはなかなか
判断の難しいところですよね。私がKハウスを訪れた際は、
「集成材のほうが強度が1.5倍というのは、集成材に使う安価な無垢
を基準にしたものであって、当社が使う等級の良い無垢ならば集成材と
変わらない強度を実現できる。」とおしゃっていました。
ホント、それぞれ言い分があるものですね~(笑)
「へぇ~。(あーいえばこういうな)」っていつも聞いておりました。
投稿: バタ子 | 2005年12月 6日 (火) 21:17
私も、スーパー檜のパンフレットを読んで
安心しております。
長野のスピードスケート場「エムウェーブ」もスーパー檜を使ってるんですって♪
リンクありがとうございました。
投稿: くみ | 2005年12月 7日 (水) 11:10
たしかに自分とこでスーパーってネーミングはスゴイですね。集成材ってのは変形がなくって強度的にも安定しているから良いってのは分かってるのですが、スーパーのつく理由が・・・?。檜を集成材にしているからスーパーなんでしょうね。
でも木づれパネルとかもすごく良いものだと思うのに、アピールしたネーミングでないのはナゼでしょうね?(関係ないッスけど。)
今日はNAISがNational isから来てるってのが勉強?になりました♪
投稿: ひらひで。 | 2005年12月 7日 (水) 13:08
★くみさん★
くみさん、こんばんは。
長野オリンピックで使われた競技場に採用していただく
のは良い宣伝になるでしょうね♪公共事業は資材調達の品質に
厳しいですからね。きっと安全で良いものなのだと思います^ ^
こちらこそリンクの設定ありがとうございました!
★ひらひでさん★
ひらひでさん、こんばんは。
やはりそう思いますよね・・・。
色々考えてつけたネーミングなのでしょうが「スーパー」って安直な感じが
しますよね。なんかもっと他に表現仕方がなかったのですかね。
せめてスーペリアの方が品があるような。「スーペリア檜=上質の檜」になるかと。
木づれパネルも「づれ=連れ=木が連なったパネル」だと思うので
「木連れパネル」の方が分かりやすいのではと思うのは私だけでしょうか。
まぁ、こんなことうるさく言うのは私くらいかもしれませんが・・・(苦笑)
メーカー出身のためネーミングの細かいところが気になってしまうのです(^_^;)
投稿: バタ子 | 2005年12月 7日 (水) 23:19